久しぶりの更新です。

新型コロナの影響で、学校は長い春休みになりましたが、今週から再開となりました。

食べるの大好き小4の娘は、「久しぶりの給食おいしかった~!」と、帰るなりとっても嬉しそうに報告してくれました。(え、えっ?お友達とか先生の話はどうした?)

学校がこのまま続くのか、毎日状況が変わるので見通しは立ちませんが、やれること、やるべきことをしっかりやって、冷静に過ぎ去るのを待つしかないかなという思いです。


さて、絵本です。

昨日はスーパームーンでした。
夕方車を運転していたら、東の空にうっすらと見えました。

「月、でっか!!」
あまりの大きさに手が届きそう…

「パパ、お月さまとって!」絵がいい。ストーリーがいい。しかけがいい。の三拍子。

女の子に「お月さまをとって」とお願いされたパパが、ながーいながいはしごを持ってきて、取りに行くというファンタジックなおはなし。



ページが観音とびらのように開いたり、上下に開いたりするしかけがあるのですが、このしかけが実に効果的に使われていて、心の中で、長いはしごを登っていくような気持ちになります。

そして、ついに届いたお月様のおっきなこと!

実際、作者のエリック・カールが、娘さんの小さいときに「パパ、あのお月さまをとって!」とお願いされたそうで、娘さんに対する深い愛情も伝わってくる、とっても素敵な絵本です。

ちなみにこの絵本を読むとき、我が家には隠れたゲームがあって
それは「ねこさがし」

女の子が出てくるページには必ずねこがいます。
さあ、ねこはどーこだ?
(意外とわかりづらいのよ。そのわずかな間におかーさんは一休み…)






「パパ、お月さまとって!」
エリック=カール/さく もりひさし/やく
偕成社
1,760円







我が家には、ペットが2種類います

夏祭りですくった金魚4匹と、近所の公園で見つけたカタツムリ1匹

室内に置いているので、外よりはだいぶ暖かいはずですが、真冬はどちらもエサはほとんどスルー

…シーン


それが先週あたりから、金魚が急にエサをくれくれと目を合わせてくるようになり

枯葉にくっついて全く動かなかったカタツムリが、今日とうとう顔を出しました


春を、感じているんですね〜!


自然の生き物も、目を覚ましたかな?


西洋版、鳥獣戯画?


仲良しカエル4匹が、夏じゅう遊びまくって、冬に冬眠するというストーリー

このカエルたち、とにかくいたずら好きで楽しそう!

カタツムリの探しっこや、トンボの卵の食べ放題
自分たちを狙うサギやカメをだまし、うまく逃げては笑いあう

生を謳歌してる〜!って感じ

水辺の食物連鎖がベースに描かれているので、それに気づくと、さらに輝いて見えるカエルの命

明日を憂うことなく、いまこの瞬間をただ精一杯生きる

そんな自然の生き物のたくましさが伝わってきます


ちなみに

表紙をめくると、無数のおたまじゃくしが…ヒィ!

しかも、ぜんぶ笑ってるし…

そのキモカワユサに、子どもと頭をくっつけて、じーっと見入ってしまいます




ゆかいなかえる
世界傑作絵本シリーズ
ジュリエット・キープス/ぶん・え いしいももこ/やく
福音館書店
1,080円







私の記憶の最も底にある絵本
それは…
「ミシンかたかた」



うさぎさんが、空から降ってきた布でワンピースを作ります。
ミシンかたかた…
それを着ておさんぽすると、どうでしょう⁈
ワンピースが、お花畑では花の模様、鳥が止まると鳥の模様に!
夕暮れから、星の夜に…
うさぎさんのおさんぽは続きます

絵は、ささーっと描かれたように見えます。
でも、何度読んでも新鮮な印象を受けるのは、これが完成された形だからじゃないかなぁ?

本を開くといつでも、うさぎさんがふわふわと本の中を歩いている、そんな不思議な絵本です。


ところで
私が子どもの頃、母は洋服の内職をしていました。
縁側でミシンを踏む、母の丸い背中。
ミシンと、ハサミを置く音。
小さく鳴るラジオ。

ミシンを踏むうさぎさんと母の姿は、私の記憶の中でセットなんです。
なので、私にとって特別な絵本です。




わたしのワンピース
にしまきかやこ/えとぶん
こぐま社
1,188円
























今晩、天気予報は雪マーク
子供「はやく雪降らないかなぁ」
おかーさんはもうちょっと先でいいですけどね(ブルブル)


子供の絵本で、こんなオシャレなデザイン!
感動もの。


雪のたくさん降った日、男の子が1人で雪遊びをします

棒で木に積もった雪を落としたり、まっさらな雪の上に足あとをつけてみたり
私も子供のころ、さんざんやったなぁ

おしまいに、明日遊ぶために雪玉をポケットに入れておくんだけど‥ちょっと悲しい結果に

思えば、雪って、子供のころ非日常っていうか、すごく特別だったなぁ


絵もとてもおしゃれだし、雪がとても明るく描いてあってファンタジック

ちなみに、ペンギンブックスのペーパーバック版も持っているのですが、こちらの方が色合いが淡くて気に入ってます


ゆきのひ
キーツの絵本
エズラ=ジャック=キーツ/ぶん・え きじまはじめ/やく
偕成社
1,296円












冬、葉っぱの落ちた木の枝を、よーく見てみると…

かお!かお!いろんなかお

宇宙人みたい
妖精みたい

それらが歌を歌っているという♪


あまりに顔っぽいので、
子供は、もう生き物にしか見えないらしく

裏表紙の雑木林の写真を見て
「ここのどこかに“いる”んだね…」と、つぶやいたくらい


それ風呂だ歯磨きだとイライラしたまま布団に入っても、子供がこの本を持ってくると

木の芽の、ゆるキャラみたいな顔と、小さな子が語りかけてくるような言葉に

ま〜いっかあ〜…あはは

いう気持ちになってしまう、おかーさんなのでした


ユニーク ★★★
自然 ★★★

ふゆめがっしょうだん
かがくのとも傑作集 どきどきしぜん
富成忠夫/写真 茂木透/写真 長新太/文
福音館書店
972円
















『メリークリスマス、ペネロペ!』

たのしいしかけえほん

アン・グットマン/ぶん 
ゲオルグ・ハレンスレーベン/え 
ひがしかずこ/やく

岩崎書店
2,484円


明日はクリスマス!
ペネロペは準備に大はりきりです。

かわいい失敗もあるけれど
家族みんなで過ごすクリスマスは
とってもワクワク!

引っ張ったりめくったり
いろんなしかけが楽しい

贈り物にもぴったりです





ところで

この本の裏表紙には、コアラが10匹いて

ペネロペの親類縁者なのかな?
よーく見ると
みんな体の色が、いろいろなんです


―「ミロ」と「マドレーヌ」は同じピンクだから双子か・・・
「おばあちゃん」と「パパ」は同じ黄色系ってことは
この2人は親子か・・・
「マリークリスティーヌ」はピンク・・・ってことは
赤の「ママ」と姉妹か・・・
じゃあ「ニコラおじさん」は・・・(延々)


親子・兄弟の関係を、体の色から推理する
かあちゃんなのでした







『ノンタン!サンタクロースだよ』

キヨノサチコ/作・絵

偕成社
756円


大人気、ノンタン!
2、3歳の子供にぴったりなシリーズです。

こちらは、ノンタンがサンタさんを探しに行くお話。

空中を埋め尽くすサンタのページ・・・
何度読んでも、子供と頭をくっつけて
じぃーっと見てしまいます

もう何度読んだかわからない・・・
(春夏秋冬リクエストされる)

はじめてのクリスマス絵本におすすめ!




だけど、クリスマスって、何歳くらいから解かるのかな?

一人目のとき思いました


「ワンワン」ではほとんどスルーだけど

「おかあさんといっしょ」では
クリスマス特集やってるから・・・
(これが毎年趣向を凝らしていて、見応えたっぷり)


3歳くらい?



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プロフィール
ムーミンママ
ムーミンママ
絵本と手作りが好きな元書店員。小学生娘2人。千曲市のカフェ「よろずや」さんで手作り品を売ってます。(工房コチュカ)